小児歯科

当院の小児歯科について

小児歯科とは

小児歯科は、成長期にある子どもの虫歯予防や治療を行う診療科です。特定の年齢制限はありませんが、0歳から12歳程度の子どもが対象となります。
小児歯科では、虫歯の治療だけでなく、歯磨きの指導や定期的な検査を通じて、子どもの口腔健康を総合的にサポートします。虫歯を治すために歯医者に行くのではなく、虫歯になる前から定期的に通院することが重要です。成長期の子どもの顎や歯は日々成長し変化しています。
その変化を踏まえたうえで、将来問題になることを未然に防ぎ、健全な成長をサポートします。

子どもが虫歯になりやすい4つの主な理由

REASON 01

歯のエナメル質が少ないこと

乳歯は大人の歯に比べてエナメル質が少ないため、虫歯ができやすく進行もしやすいです。さらに、乳歯が生えたばかりの時期は歯が十分に強くなく、外からの影響を受けやすくなります。

REASON 02

歯磨きが不十分

子どもは歯磨きの習慣が未熟で、歯垢や食べ物のカスが残りやすいです。そのため、虫歯になるリスクが高まります。保護者による仕上げ磨きがとても重要です。

REASON 03

おやつ等の間食の習慣

頻繁に間食をすると、口の中が酸性の状態になりやすく、虫歯の原因になります。特に、あめやガムなど長時間食べ続けるお菓子は虫歯リスクを高めます。

REASON 04

大人からの虫歯菌の感染

虫歯菌は大人から子どもにうつることがあり、食器の共有やスキンシップが原因となることがあります。子どもの口の健康を守るために、清潔な環境を保つことが大切です。

当院で行っている小児歯科の予防措置

フッ化物塗布

フッ化物は歯を再石灰化させ、虫歯に強い歯を作る働きがあるため、虫歯予防に使われます。特に乳歯や生えたばかりの歯は酸に弱いため、フッ化物塗布は良いとされています。高濃度のフッ化物を定期的に塗布することで、歯を強化し虫歯の予防の作用を段階的に高めます。当院では、乳歯から永久歯への生え替わりが終わるまで、定期的にフッ化物塗布を推奨しています。

シーラント治療

シーラントはフッ化物を含む歯科用樹脂で、奥歯の溝を物理的にカバーし、虫歯を防ぐ処置です。特に、奥歯が生え始めた時期に行う事で、虫歯になりやすい溝を守ります。ただし、シーラントは溝を守るだけのため、ブラッシングはしっかり行う必要があります。シーラントは痛みを伴わない処置ですが、日常の生活で剥がれることがあるため、フッ化物塗布と併用しながら定期的にメンテナンスを行うことが必要です。

初めてご来院される方

STEP01

ご予約

小さなお子さまは特に、体調の変化が激しく急に来院できない、ということもあると思います。その時は予約を変更しますのでお電話ください。緊急時・外傷などは一刻を争う治療が必要な場合があります。その際は優先的に案内いたします。

STEP02

受付

来院される際は健康保険証を必ずご持参ください。問診票にご記入いただきましたら順番にお名前をお呼びし、診療室にご案内します。待合室にはキッズルームがございますので、お待ちいただく時間も楽しくお過ごしいただけます。

STEP03

検査・診断

診察室ではまず問診票をもとにお子さま・ご家族からお話をお伺いして、必要な検査を行います。

STEP04

治療計画のご提案

インフォームドコンセントを徹底し、検査結果に基づき、お子さまのお口の状態、歯科治療を怖がっていないか、そのほか生活環境なども考慮した治療計画をご提案します。
気になることがあれば遠慮なくご質問ください。ご納得いただいたうえで治療に入ります。

STEP05

治療開始

歯科治療が苦手なお子さまはいきなり治療をはじめません。まずは練習からしていって、少しずつ治療に慣れてもらうようにトレーニングを重ねます。

STEP06

定期健診

治療に慣れて、虫歯の治療が終われば、虫歯を作らない・最小限の治療で済むように、定期健診を実施しています。
痛くなってから治療するということを繰り返すと、将来的に歯が無くなってしまうことが多いため、定期的にご来院ください。